エクステリア&ガーデンデザイナー ふじさきかなこです。
注文住宅の外構(外構・エクステリアとは)、できるだけ家とマッチしたおしゃれなデザインにしたいですよね。いろいろ考え始めると難しいのですが、一番大事なのは建物との統一感があるということです。
ちょっとしたコツに気をつけるだけで、同じデザインでも簡単に統一感が出て、おしゃれな印象になります。
今回は、簡単に統一感が出るコツをご紹介します。
おしゃれな外構は色が統一されている
おしゃれな外構の雰囲気を出すには、カラーを統一するのが一番簡単です。統一感を出すにはいくつかのポイントがあります。
- 玄関、サッシとアルミの色(フェンス、門扉など)を揃える
- 外構には建物と同系色を使う
- 強いさし色は控えめに!
この三つに気をつければ、簡単におしゃれな外構にまとめることができますよ。
玄関、サッシとアルミの色(フェンス、門扉など)を揃える
家の玄関、サッシのメーカーは決まっていますか?
建築の三大サッシメーカーと言えば、「YKKap」、「LIXIL」、「三協アルミ」です。この三社で市場の70%ほどのシェアがあります。この三大メーカーは、大手エクステリアメーカーとしても商品を展開していて、機能門柱やポスト、フェンス、門扉などのアルミ製品を販売しています。
まず一つ目のコツ。
玄関やサッシが「YKKap」、「LIXIL」、「三協アルミ」のどれかだったら、エクステリアもメーカーを揃えよう。
こうすることで、アルミ部材のカラーが統一され、すっきりとおしゃれにまとまります。
次の例を見てください。
玄関ドアはLIXILのグレイッシュオーク色、窓サッシはシャイングレー色です。画像右機能門柱は三協アルミのサンシルバー色、左の角柱はLIXILのクリエペール色です。 これでも決して悪くはありませんが、微妙に色が違っているので少し落ち着かない印象があります。
次の画像はLIXILで統一したもの。
ほとんど同じプランなのですが、ぐっと印象がスッキリしたのがわかりますか?色を合わせると、それだけで洗練されてお洒落なデザインになります。ほんの少しの違いですが、おしゃれ度はぐっと変わります。とても簡単なテクニックなので、ぜひ取り入れてみてくださいね!
もし建物のサッシメーカーが「LIXIL」、「YKKap」、「三協アルミ」以外の場合は、外構に使う材料はできるだけ似た色のものを選びましょう。
外構には建物と同系色を使う
先ほどと同じプランで、建物を無視したカラーリングのプランを見てみましょう。
ガーン!!
素敵な商品を集めているのに、全然イケテナ~~~イ!
色あわせがどれだけ大事だかわかっていただけたでしょうか。特に濃い色と薄い色のコントラストはバランスが難しいです。
二つ目のコツ。
迷ったら建物に近い色に統一しよう。
上の画像と全く同じ商品で色だけそろえるとこんな感じです。
すごくよくなりましたよね!落ち着きます。色あわせ、住宅の場合は欲張らない、物足りないかもくらいでちょうどいいです。色を入れすぎないようにすると簡単にまとまります。
強いさし色は控えめに!
全体を同じカラーで統一していくと、ぼんやりした印象になってしまうので 「さし色」がほしくなってきます。ですがこのさし色、やりすぎ禁物!面積小さめがうまくいくコツです。なぜかと言うと、さし色の面積が大きいとバランスが難しいからです。
ファッションで例えると、女性で言えば全身一色で統一して、靴だけ華やかなカラーのものを履く、そんなイメージです。男性だったら、濃紺のシンプルなスーツに華やかなネクタイ、そんな感じです。さし色の面積が小さければ、どんな色を持ってきてもそれなりに決まりますよね!
こんな感じです。
インパクトのあるオレンジ色の個性的なデザインのポスト、インターホンカバーを使いましたが、面積がすこーしなのでギョッとしません。このくらいなら、どんな色を取り入れてもOKだと思います。
三つ目のコツ。
さし色は全体の1割程度にとどめよう。
少なすぎるかな?くらいでちょうどいいですよ。
おしゃれな外構にするためのまとめ
おしゃれな外構にするためのコツ、おさらいしましょう。
- 玄関、サッシとアルミの色(フェンス、門扉など)を揃える
- 外構には建物と同系色を使う
- 強いさし色は控えめに!
簡単に言うと、建物にあわせる、色を使いすぎない、ということです。ちょっと気をつけるだけで、ぐっとおしゃれになりますよ!
そうは言っても難しいよ・・・という方は、デザインをおつくりします。図面を譲渡しますので、自由に使って、改変も可!個人のお客様も法人のお客様もご利用ください。
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