エクステリア＆ガーデンデザイナー ふじさき かなこです。
この記事では私のデザインした外構プランをご紹介します。
外構デザインに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
第3回目は「和モダンの家」をお届けします。
Contents
ほっと落ち着く和モダンの家
現代では洋風住宅が人気ですが、ほっと落ち着く和のデザインも根強い人気があります。
私自身も和の空間は大好きです。
とは言え、本格的な日本家屋、日本庭園を自宅に取り入れるにはハードルが高いもの。
そんな時、モダンな空間に和のエッセンスを取り入れた家ならば気軽に取り入れやすいですよね。
という事で、今回はそんな和モダンの家の外構・庭をデザインしてみました。
外構プラン紹介
外構部分をご紹介していきます。
平面図
まず平面図はこのようになります。
北東道路で、アプローチと車庫が道路に面しています。
お庭は車庫の奥、南東側にありプライベートな空間となっています。
全体イメージ
道路側から見た全体イメージです。
黒くシンプルでシャープな建物に合わせ、外構も直線を組み合わせたデザインとなっています。
和のイメージを出すために、縦格子のデザインをところどころに用いました。
素材はクールな表情のある、石やコンクリート平板。
カラーリングは彩度の低いダークカラーを中心に組み合わせています。
門柱は反対に明るいカラーの大谷石で、アクセントになるようデザインしました。
では、ひとつひとつ見ていきましょう。
門まわり
門まわりはこのように、大谷石の門袖とアーチを組みあわせました。
門袖とポストの中央にラインがあります。門袖、ポストそれぞれ反転した位置に入れ、リンクしたデザインとなっています。
インターホンサイン
インターホンサインは、美濃クラフトの「IPC-81」。
表札とインターホン一体型のすっきりしたデザインです。
ポスト
メタリックなハンマートーン仕上げがクールなデザインです。
アーチ
アーチはタカショーのホームヤードルーフシステムフレーム。
今回のデザインでは、ブラックエボニー色を選びました。
このようにインラインライトを仕込む事も出来ます。
夜景を印象的に演出することができますね。
アプローチ
アプローチは、コンクリート化粧平板敷と化粧砂利の組み合わせ。
玄関前は目隠しとして、縦格子のハイフェンスを設置しました。
玄関前に大容量の宅配ボックスを設置して使い勝手良く。
コンクリート化粧平板
TOYO カタログより
アプローチ舗装は、TOYOのスギーペイブ。
コンクリートに杉板風の仕上げを施した舗装材です。
クールな表情の中にも温かみがあるテクスチャーです。
宅配ボックス
宅配ボックスは、パナソニックのコンボミドル。
パナソニックはエクステリア宅配ボックスの老舗中の老舗！
機能性、使い勝手ともに進化してきた名品です。
高級感のあるルックスもGOOD。
迷ったらとりあえずコンボにしているデザイナーさんは多いんじゃないでしょうか。
ミドルタイプを選んでおけば、大き目の荷物が届いても安心です。
縦格子フェンス
縦格子フェンスは、タカショーの千本格子足付ユニットです。
繊細な細い縦格子が和の雰囲気にぴったりです。
隙間は30ｍｍ、53ｍｍから選べます。
目隠しをしっかりしたい方は30ｍｍをお選びください。
カースペース
カースペースはコンクリート打ちでシンプルに。
アーチや縦格子フェンスと同じカラーのシャッターを設けました。
これで大事な車も安心ですね。
シャッターとアーチの間には、石と植物で小さな和のお庭を設けました。
奥のプライベートガーデンをイメージさせるような空間となっています。
シャッター
シャッターは、タカショーのシャッターゲートN1型。
フェンスやアーチと同じカラーでそろえることができます。
カラーが揃っていると統一感が感じられます。
和モダンの外構 まとめ
和モダンの外構プラン紹介でした。
- 直線でシャープに
- 彩度を抑えたモノトーンに近いカラーリング
- クールな表情のテクスチャー
この３つが和モダン外構のポイントかな、と思いますがいかがでしょうか。
次の記事では、和モダンのお庭をご紹介していきます。
ぜひそちらもお読みください。
