【注文住宅の外構】初回打ち合わせ前の準備「アプローチ・車庫編」

初回外構打ち合わせ前に、ご家族で考えておいてほしい「外構検討シート」2枚目のアプローチ・車庫編の解説です。

まずは最初の記事をお読みいただき、「外構検討シート」をダウンロードしてみてください。

最初の記事【注文住宅の外構】初回打ち合わせ前に準備すること「基本情報編」

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アプローチ・車庫

①門扉は必要ですか?

門扉のあるプランをクローズ外構、ないプランをオープン外構と言います。どう違うのか、というのをこちらの記事で解説しています。メリット、デメリットを考えつつ、ご自宅に合うのはどちらか、考えてみてください。

外構 基本の3スタイル「オープン・セミクローズ・クローズ」

②車庫は何台分必要ですか?

ひとり車一台の地方では、車庫が4台~5台必要なんて家もよくありますよね。来客用も含め、どのくらい必要か考えてみましょう。

その際、デザイナーに自宅用が何台で来客用が何台と詳しく伝えてください。めったに来客がないのであれば、コンクリートではなく砂利敷きのみにしたり、庭兼車庫のデザインにすることもできます。

③車庫のゲートは必要ですか?

全面道路の状況、車をどれだけ大切にされているか、などによって変わってきます。また、ゲートの種類も様々ですので、なぜゲートを付けたいのかまで説明できるようにしておきましょう。

④カーポート屋根は必要ですか?

何台分必要か、も考えてください。カーポートをつけるとどうしても日差しをさえぎってしまうので、日照、予算、建蔽率など考慮しながら検討していきます。カーポート屋根は建蔽率に含まれるので、敷地の広さによってはつけることができないケースがあります。必ず建築会社に確認をしましょう。

⑤車庫入れは得意ですか?

車の出し入れのしやすさを優先するか、他の要素(庭の広さ、アプローチの広さなど)を優先するかに関わってきます。土地が広くて車庫取り放題の家ならば、特に関係ありませんが、都市部の30坪程度の敷地の場合は重要な要素です。結構ぶつけるお客様、いらっしゃいます。

⑥洗車はご自宅でされますか?

車庫に水場を設けるか、設けるとしたらどこに必要か、などを検討するのに必要です。ちなみに私は自分では洗車しない派です。

⑦自転車置き場屋根は必要ですか?

案外盲点なのが、自転車置き場の屋根。後からでも設置可能ですが、スペースを確保しておく必要があります。野ざらしだと自転車が傷むので、いい自転車に乗っている方は検討してみましょう。ただし、カーポート屋根と同じく建蔽率に含まれますので、設置可能建築会社に確認をお願いします。

⑧ポストのサイズは?

ポストは非常に様々な商品があります。デザイン、使い勝手、大きさ等、決めるのに苦労するほど。使い勝手は全体のプランによって変わってくるので、最初の段階では大きさを考えておくと良いと思います。雑誌やカタログなどがよく届く場合は、大きめサイズをリクエストしましょう。よく回覧板が入るサイズをご希望されるお客様がいらっしゃいます。回覧板はポストの口に入らないことが多いので注意が必要です。

⑨宅配ボックスは必要ですか?

最近注目を浴びている宅配ボックス。こちらも検討しておきましょう。サイズがいろいろあります。どんな荷物が届くことが多いのか、考えてみてください。

⑩二世帯住宅の場合、表札、インターホン、ポストはひとつですか?分けますか?

昨今、二世帯住宅も増えていますね。その際、表札、インターホン、ポストをひとつで共用するか、わけるかを検討する必要があります。表札は二つ、インターホン、ポストはひとつなど組み合わせはご家庭の事情により変わってきます。

⑪階段の勾配についてご希望はありますか?

将来、高齢になった時のためスロープをご希望されるお客様は多いです。また、既に足が悪かったり、また小さい子供がいてベビーカーを使用している、などご事情は様々。今だけでなく、将来のことも考えて急すぎない階段がお勧めです。

続きます

続きはこちらです。全部やってみてくださいね。

3ページ目 「隣地境界・フェンス、庭」編

4、5ページ目 「照明・電気設備、デザイン、予算」編