初回外構打ち合わせ前に、ご家族で考えておいてほしい「外構検討シート」3枚目の隣地境界・フェンス、庭編の解説です。
まずは次の記事をお読みいただき、「外構検討シート」をダウンロードしてみてください。
【注文住宅の外構】初回打ち合わせ前に準備すること「基本情報編」
【注文住宅の外構】初回打ち合わせ前の準備「アプローチ・車庫編」
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Contents
隣地境界・フェンス
①隣地との境界で気になっているところはありますか?
視線が気になる、というのが一番多いと思います。その他にも隣地境界の塀が壊れそう、隣のエアコン室外機が近い、隣地の木がはみ出している、隣地も更地なので何も仕切りがない、などもチェックします。一度くまなく建築予定地の境界を確認しておきましょう。
②目隠しをしたい場所はありますか?
お隣の玄関や勝手口、窓など気になる場所があれば確認しておきましょう。意外と2階からの視線、道路側からの視線も気になるものです。リビングやお風呂、玄関などの予定場所に立ちまわりを見回してみましょう。
庭
①庭でやりたいことはありますか?
バーベキューやガーデニング、家庭菜園、スポーツ、子供のプールや砂場、読書、お茶、いろいろやってみたいことがあると思います。無理かどうかは置いておき、全部書き出してみてください。
庭付き一戸建ての醍醐味、楽しんで空想をふくらませましょう!
②ガーデニングや家庭菜園をしたいですか?
①と若干重複しますが、これは必ず確認しておきたいことなので一項目にしました。特に家庭菜園をやりたい場合は、日当たりが必要になってくるので、位置決めが大切です。
③木を植えたいですか?
木は少な目からスタートすることをお勧めします。多すぎるとうっそうとしてしまいますし、定期的な剪定も必要です。ご自分でされるのか、植木屋を入れるのかにもよりますが、メンテナンスに費用もかかります。また、葉や花が落ちるので掃除も必要です。
ちょっと少ないかな?くらいからスタートしてみましょう。手入れが面倒なので1本も植えたくない、という希望もありだと思います。
④植物の世話は好きですか?
ガーデニングやりたい!家庭菜園もやりたい!木もたくさん植えて別荘みたいな雰囲気にしたい!そんなご希望を持ちつつ、実は土いじりが苦手、虫が大嫌いなんて方がいらっしゃいます。正直なところ、お手入れがあまり好きでないのなら植物は少な目がよいでしょう。
「手間がかからず、虫のつかない植木を選んでください」こういうご要望はたいへん多いですが、はっきり言ってそんな植物はありません。多かれ少なかれお手入れは必要ですし、どんな植物にも虫はいます。
逆に考えてみてください、虫が全くつかない植物・・・怖くないですか?
⑤洗濯物はどこに干す予定ですか?
住んでから案外困ってしまうのが洗濯物干し場。最近は浴室に干したり、専用の洗濯室がある住宅も多いですね。
庭に干そうと思っているのであれば、あらかじめ場所を考えておくとよいでしょう。テラス屋根をつけたり、おしゃれな洗濯スペースをデザインすることもできます。
⑥ゴミ置き場や物置は必要ですか?
住んでみたら不便だったと思うことが多いのがゴミ置き場。家の中の家事動線だけでなく、外回りも考えて外構プランに反映させましょう。物置はあとからでも設置可能ですが、どの場所に置くのが使いやすいか、設置スペースは決めておいた方が良いです。
⑦ウッドデッキやテラスはほしいですか?
なんとなくウッドデッキやタイルテラス、あったらいいなと思っていませんか?
①で考えた庭でやりたいことのために、ウッドデッキやテラスは必要でしょうか。もう一度何に使うのかよく考えてみましょう。
この二つは引越し後でもつけるのが可能です。住んでみて、やっぱりほしい、となってからでも遅くはありません。
⑧ガーデンルームはほしいですか?
①の庭で何をやりたいか、⑤の洗濯物干しスペースをどこにするか、にも関わってくる項目です。ガーデンルームも後からの工事で構わない項目です。ただしカーポート屋根と同様、建蔽率に含まれます。設置可能かどうかは、建築会社に確認しておきましょう。
外壁やバルコニーの形状によっては付けられない場合があります。ガーデンルームを必ず付けたいと考えているのであれば、建築計画の段階からプランに組み込んでおきましょう。
続きます
次は照明・電気工事、デザイン、そして気になる予算についてのページを解説します。